外房線　Sotobou Line

外房線とは千葉市中央区新千葉1丁目にある千葉駅と、房総半島の太平洋側を経由して千葉県鴨川市横渚にある安房鴨川駅を結ぶ路線（幹線）である。蘇我駅と安房鴨川駅で内房線と接続している。

路線データ

• 路線距離：千葉〜安房鴨川間９３．３Ｋｍ
• 駅数：２７駅
• 複線区間：千葉〜上総一ノ宮間・東浪見〜長者町間・御宿〜勝浦間

運行形態

直通運転

以下の路線と直通運転をしている

• 総武線快速（横須賀線）
• 京葉線
• 東金線

総武線快速に直通する列車は、ほとんどが横須賀線まで直通運転を行う。

列車種別

• 普通
  千葉駅を起点として茂原駅までの区間を運転、上総一ノ宮駅までの区間を運転、勝浦駅までの区間を運転、安房鴨川駅までの区間を運転する運用が行われている。直通運転は、大網駅から東金線に直通運転するほか、夜間に上総一ノ宮駅発（平日２本、休日１本で２１時１３分と平日にはさらに２０時１０分始発）東京行きで京葉線に直通するものがある。かつては安房鴨川駅から内房線へ直通運転を行うものあったが、現在は安房鴨川駅から内房線への直通運転はない。

• 快速・通勤快速
  総武線快速または京葉線に直通運転を行っている。総武線快速との直通運転は日中でも行っている。京葉線との直通運転は

  • 朝は外房線から京葉線への直通運転のみで平日２本休日３本運転されている。
  • 平日は上総一ノ宮駅６時０９分始発と、誉田駅７時５１分始発の２本
  • 休日は上総一ノ宮駅６時０９分・６時３１分始発と、勝浦駅６時０８分始発（この列車は平日は通勤快速となるもの）の３本である。
  • 夜は京葉線から外房線への直通運転のみ（快速の場合。各駅停車で逆の外房線から京葉線へ直通運転はある）で平日４本休日５本運転されている。

  直通先である京葉線内でも、快速である。
  また平日の朝ラッシュ時は通勤快速での京葉線への直通運転もあり、朝は外房線から京葉線へ２本（上総一ノ宮駅６時３１分発と勝浦駅６時８分発）、夕ラッシュ時には勝浦・東金行の１本のみである。外房線内は快速と同じ停車駅である。
  ※勝浦駅始発の列車は勝浦駅〜上総一ノ宮駅では普通、上総一ノ宮駅からは通勤快速（休日は快速）となる。また誉田駅で東金線成東駅始発の通勤快速（休日は快速）と併結する。この列車には京葉線の201系が使用される。なおこの列車は上総一ノ宮駅で長時間の待ち合わせ時間ある。上総一ノ宮駅７時００分発である。

• 特急その他
  京葉線の東京駅から茂原駅・上総一ノ宮駅・勝浦駅・安房鴨川駅まで特急「わかしお」が運行されている。一部列車は勝浦駅〜安房鴨川駅間を普通列車として運転されている。京葉線内は海浜幕張駅に停車するものが一部ある程度で、京葉線内のすべての駅を通過するものもある。なお、臨時停車する駅がある場合もある。臨時列車として特急「新宿わかしお」が期間限定で土曜・休日に新宿駅〜安房鴨川駅間（総武線経由）で運転されている。

使用車両

普通

113系及び211系を順次209系2000番台に置き換えている。
ＪＲ東日本千葉支社（普通列車の車両変更について）

• 113系
  通常よく見る列車。４両、６両、４＋４の８両、４＋６の１０両編成のいずれかで運転。セミクロスシート
• 211系
  ５両編成で運転。ロングシートであるため、長距離利用者には評判が悪い。
• 209系
  2009年10月1日より営業運転開始。今後113系、211系をすべて置き換える。４両、６両、４＋４の８両、４＋６の１０両編成のいずれかで運転。先頭車はセミクロスシート。中間車はロングシートである。

113系。通常は左のスカ色（クリーム色と青色ツートンカラー）。２００９年６月２５日より右の湘南色（濃いオレンジ色と濃い緑色のツートーンカラー）も走っている。
211系	209系

普通列車の方向幕の画像は方向幕ギャラリーに掲載

快速

• 205系（110km/h対応編成のみ）
  京葉線直通列車。１０両編成。朝や夕・夜のみ。
• 201系（分割対応編成のみ）
  京葉線直通列車。分割運用がある勝浦・成東発着に関して使用される。１０両編成。
• E217系
  総武線快速直通列車。１５両編成または１１両編成。グリーン車連結。

E217系

205系、201系の画像は京葉線の概要使用車両を参照。

特急

• E257系500番台
  主に使用されている。５両編成または１０両編成。
• 255系
  ９両編成

E257系500番台	255系

今後の予定

京葉線に205系・201系に代わり、E233系が2010年夏に投入される予定である。外房線と京葉線との直通運転でも使用される。外房線内の運用区間は蘇我〜勝浦間。

駅一覧

◎：すべての列車が停車　●:一部列車が通過　△:一部列車が停車 ｜：すべての列車が通過

東金線とは千葉県山武郡大網白里町の大網駅から千葉県山武市の成東駅を結ぶ路線（地方交通線）である。

路線データ

• 路線距離：大網〜成東間１３．８Ｋｍ
• 駅数：５
• 複線区間：なし（全線単線）

運行形態

直通運転

以下の路線と直通運転を行っている

• 外房線千葉方面（京葉線）

運転種別

• 普通
  線内折り返しが基本だが一部の列車が外房線経由で千葉駅まで直通運転を行う。日中は毎時１本程度である。全線単線であるため朝でも毎時２本が限界である。朝から昼にかけては千葉駅まで直通する列車が多い。

• 快速・通勤快速
  毎日朝は成東駅６時５２分始発、外房線・京葉線経由東京行きが１本あり、平日は通勤快速、休日は快速で運転される。誉田駅で併結を行う。また夜は東京駅始発、京葉線・外房線経由成東行きが平日は通勤快速、休日は快速で１本運転される。ただし通勤快速・快速であるが東金線内は各駅に停車する。

使用車両

画像は外房線の使用車両を参照。

• 113系
  ４両または６両編成。
• 211系
  ５両編成。
• 209系
  2009年10月1日より営業運転開始。今後113系、211系をすべて置き換える。ただし東金線内の運用は来年度になってから。

快速

• 201系
  ４両編成。京葉線との直通運転で使用。そのほか線内運用にも使用される。

今後の予定

京葉線にE233系が2010年夏に投入される予定であるため、現在の201系もE233系に置き換えられる。東金線全線に運用される。

駅一覧

◎：すべての列車が停車